「君だけがありのままの私を受け入れてくれるんだ」
琉々家は恥ずかしそうに笑った。
「私がどんなことをしても、受け止めてくれる。周りなんて関係ない、あなたといるのが私は.....私は......」
その姿にたまらず彼女を抱きしめた。

─────がっぷり四つ
身体と身体が触れた瞬間、目の前には地面が現れた。
そうだ、そうだった、どうしてこんなに大事なことを忘れていたんだろう。
ここはBIGデカデカ国技館。
ダービーリスナーになるため彼女に、横綱琉々家に土をつけなければいけないのだ。
まだ終われない。勝つのは、勝つのは................


賜盃を抱くのは誰だ。　
To be continued→→

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